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2011年 01月 10日

辛淑玉『現代にっぽん考」

正月に母から借りた、辛淑玉さんの『現代にっぽん考』が面白い!
今回のモノローグを発表した後の男性陣の反応と重なる事が多い
一部をご紹介します。

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『老後の果ての新党結成』

あちこちで新党が雨後のタケノコのように湧いて出ている。
〜略 〜
それにしても、やれ離党だ、分裂だ、解散だ、新党結成だというこの姿、
何度も離婚と結婚を繰り返すアホな男とたちの姿そのまんま。
女の多くは、一度結婚に懲りてしまうと、もう再婚などほとんど考えない。
しかし、男は違う。
相手さえ変わればきっとうまく行く、と思って新しい相手を探し続け
何度も同じ過ちを繰り返す輩が少なくない。
自分が変わらなくてはならない、という感覚が欠落しているのだ。

五十歳を過ぎたら一線を退いて、後輩の成長に専念するのが、
まともなリーダーの考える事ではないのか?
いつまでも、オレが現場で、なんて頑張ってられると、部下は育たないし
組織は硬直化するし、市場とも       してしまうのは当たり前。
この手の輩は、組織にとっても迷惑感この上ない。
本人は、仕事の鬼、とか、社会的責任、とか、いま投げ出す訳にはいかない、
とか思っているのかもしれないけど、ここまでひどい状態にしたのは権力を握っていた自分
なんだということに気が付かないのは致命的な欠落。
自らを顧みることができないこんな男たちが、家庭ではまともで良い夫なんてことは、まぁありえない。
とどのつまり、帰るところも居場所もないから政界の世界にしがみつきたいのだろう。

『新党』ではなく、行き場のない高齢者のための居場所作りだと考えれば、まぁ害もないか。

↑害は大ありだと思うけどね。。。
どうしてだろう?男性の多くは、自分を変えようとしない。
そういう提示をしても攻撃態勢になるだけで、話も聞こうともしない。
たぶん概念がくつがえる事が恐怖なのか?
女性は、相手の立場に立って考えたり、共感したりする事が普通にできる。
やはり、これは育ってきた社会的環境が大きく影響していると私は考える。
テレビで女性が活躍する番組を見ていて、父がポツりとつぶやいた
「活躍する女性は必ず離婚してるね...」


『福田さん、どうしちゃったの?は、あなたです』

沖縄における米海兵隊員における少女強姦事件のコメントを求められて
福田首相は「(米軍も)どうしちゃったんでしょうねぇ」と答えたバカヤローである。
抗議行動が広がらないようにと米軍が打った手は、二日間の研修と自宅謹慎。
なめている。これをさも米軍が一生懸命取り組んでいるかのごとく報道する
日本のメディアはアホそのものだ。
中立を装って、米兵相手の商売で閑古鳥が鳴いているとか
ついていく子供の方に注意が必要だ、などとのたまうコメンテーターも見ると
心底ムカツク。
騙される子供ではなく、騙す側が問題なのだ。
子供を騙して強姦してシラを切っているこの米兵の醜さをどうして伝えないのか。
だいたい、二日程度の研修で人間が変わるものなら、
DVなどとっくに日本からなくなっているはずだ。
海兵隊は、大統領直轄の殺戮部隊である。
権力の手先となって、他国に出向き、殺しまくる侵略の軍隊だ。
だから海兵隊の訓練は他の陸海空軍とは異なる。
まず、人間として考える力をそぐことから始まるのだ。
徹底した侮辱にも逆らわず、我慢する事が教え込まれる。
そして、人を殺すためのプロフェッショナルな技術を習得し、
殺しても心を動かされない精神=差別意識を作り上げる。
そのファーストステージが
「お前は、それでも男かぁ!」なのだ。
強さの象徴としての「男」を徹底的に刷り込まれるのだ。
しかし、現実の戦場に立てば、兵士の多くは恐怖に怯える。
彼らは、傷つけられたその男のプライドを再確認するために
基地周辺で強姦や殺戮を繰り返してきたのだ。
米軍占拠下の沖縄では、兵士が強姦や殺戮をしても処罰されるどころか褒めちぎられた。
兵士たちは生後九ヶ月の赤ん坊ですらレイプしたのだ。
これは性欲などではない。
その、強姦を強さとする基地文化の延長線上に今がある。
基地があるかぎりレイプは続く。
日本政府は、「国家の安全」のためには、沖縄の女達がどれほど暴力にさらされようと
「どうしちゃったんでしょうねぇ」と言うのだ。
無知では済まされない。これは、まごうことなき沖縄差別なのだ。


戦争映画を賛美する男性は多い。
きっとどこかで「男らしさ」をはきちがえているのではないのかと思わずにはいられない。

モノローグメンバーで沖縄に行かなくてはいけないね!と話していた矢先
この文章が飛び込んできた。やっぱり行こう!そして生の声を聞かなくてはいけない。



☆展覧会のお知らせ☆


『夢のイストワール展』~内宇宙の物語~
2010年 1月21日(金)~26日(水)
O美術館にて開催致します。

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by naou7 | 2011-01-10 22:41 | ジェンダー


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