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2008年 08月 20日

フラミンゴ

最近買った雑誌に面白い記事が載っていました。
『ART iT』
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変身でおなじみの森村泰昌と、やなぎみわの対談
やなぎさんの作品はコンパニオンやエレベーターガールなど、ある意味、女性差別的な職業をモチーフにした作品や人身売買など女性の受難がテーマの作品
女性性と少女性についての対談の中で
「私は、母と祖母がタカラヅカにはまっているのを見て育ち、子供ながらに、なんでこんな幼稚な事をしているんだろうと批判的に思っていました。家では男尊女卑な環境に甘んじながら、現実逃避のようにタカラヅカでうさばらしをしているような。どこか腑に落ちなくて、もっと現実と戦わなければ、と冷ややかに見ていたわけです。」
少女受難について
男性作家の方も『少女受難』のテーマは大好きですよね。ヘンリーターガーや会田誠さん、同列にしてはいけないけど、商業漫画やアニメでは無数にある。女性は男性の受難劇を別に必要としていないんですけどね(笑)

うむむぅ 面白い!
タカラヅカの話が面白い。確かに世の中で言う「従順で良いお嫁さん」的な人がタカラヅカにハマるのは目に見えるよう。それだけではないだろうけれども、ニュアンスは手に取る様に解る。※誤解があると困るので、既婚者が全てこれに当てはまるとは思わない。対等な立場で結婚生活を送ってらっしゃる方は大勢居る。
男性の受難劇を必要としない
と一緒な意味合いで、女性が男性役をやる事でどこかストレス発散しているんではないのかな?自分でははっきりと気が付かないけどジェンダーバイアスに対する何かを感じて少しでもブレを軌道修正したい気持ちがはたらいているのではないのでしょうか?

ジェンダーの事を考えるとつくづく奥が深いなと思う。
こうして色々考えている自分自身もジェンダーに浸食されている事に
ふっと気が付く瞬間がある。
例えば、服装。
私はモードな服が好きで、素敵な洋服を着て、なるべく素敵な自分でありたい。
その衝動はいったい何処から来ているのかと考えた時
80%は美意識だと思う。残り20%は武装だと思った。
社会に出た時、見てくれが良い方が生活しやすいのを私は実感している。
例えば男性の反応は顕著だ。(男性女性に関係ない部分もあるけど)
近所の雑貨屋のおじさんは私がスッピンで買い物に行くのと、メイクして行くのでは対応が見事に違う(笑)社会的にスムーズに事を運びたい。出来れば気分良く。その『気分良く』が、したたかな武装なのだと気が付いた。知らず知らずの内にジェンダーを使っているのかもしれない。ジェンダーが見えにくい理由として、長い歴史から女性が社会生活を送る上で、快適な生活をおくりたいと思う気持ちが、次第にジェンダーに浸食され、これが常識なんだと、遠い意識の下に眠ってしまっているので見えにくいのかもしれない。
動物園のフラミンゴに似ているように思う。
羽を少し切られ、天上が空いているのに飛んでいく事が出来ない。
ずっと檻で生活しているフラミンゴは羽を切られた事自体忘れてしまうのではないでしょうか。そう言えば、色ピンクだしね(笑)
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by naou7 | 2008-08-20 18:54 | ジェンダー


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